人口減少は地方にとってチャンス?
コメントを寄せていただいた地区ACP提案委員会にご出向の角谷幹事に、ブログ本文でお返ししたいと思います。
急にやる気が出てきたと言わないでください。ただ、トピックが関連しているので、新しい日付を刻んだ今、再度更新させていただきます。
昨年の福井ブロック会員大会にて、角谷ブロック委員長(当時)により、日本政策投資銀行の藻谷浩介氏の講演が分科会として提供されました。私にとって(というか、全ての聴講者にとって)驚くばかりの事実&データのご呈示があり、中でも、
「皆さんは、地方よりも東京の景気が回復しているから、東京をうらやましいと思ってらっしゃるかもしれないが、これから大変なのは、むしろ東京の方であり、大都市ほど高齢化が進んでいくんです。」
というお話は、耳に焼き付いております。
前回引用した松谷明彦氏と同じ、政策研究大学院大学教授で人口減少問題のもう一人の大家、藤正巖氏も、「人口減少や高齢化について、問題意識の高い地方よりも、都市部の方が影響が大きい」と言っておられます。
というのも、人口密度が高い都市部ほど高齢化率は上昇し、「人口密度が1キロ平方メートルあたり3,200人以上の都市は、高齢化率が(平均の)2倍に、75歳以上の後期高齢化率は2.5倍に増加する」からだそうです。
一方、人口密度の低い地方では、すでに「高齢化ショック(急激な高齢化と若者の流出)」が織り込まれ済みで、今後も人口構造は急変することがないと予測されており、生産年齢人口の急激な減少や急激な高齢化は起こらないとしています。
先の松谷氏は、東京圏の高齢者人口を2000年の482万人から、2030年には890万人まで増加すると予測していますが、高齢化による働き手不足を、地方からの若者流入でカバーしようにも、肝心の日本全体で若者の数が減っているために、到底、生産年齢人口の減少を上回ることはできないのだとか。
つまりは、働き手が劇的にいなくなり、働か(け)ないヒトが劇的に増えるという点で、都市部の経済の方が、言い換えれば都市部の個人所得の低下の方が、相当心配だというのです。
これは、昨年の藻谷氏が講演で触れた内容と同じであります。
では、将来の北陸信越地区5県では、向こう30年でどれくらい働き手が減少し、個人(県民)所得がどのように推移するのでしょうか?
その辺のデータを含め、次回以降ご披瀝申し上げたいと思います。
続きます...。
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